認知症介助士の講座を勉強

【ユーキャン認知症介助士テキスト】

【認知症って?】

『認知症』って言葉…病名じゃないって知っていましたか?
私は驚いちゃいました。てっきり病名だと思っていたので・・・
Σ(・□・;)

それじゃ、どういう言葉?・・・というと、様々な症状の集まりである『症候群』を指す言葉なんですって!

症候群ですか~

『認知症』になると

主として
【記憶障害】 
(同じことを何度も言ったり、人に尋ねたりする・経験済みのことでも本人はした覚えがない・・・というような状況。)

が起きます。この症状の他に、

【失語】
(物の名前や事柄が言葉として出てこない・意味のある会話ができなくなる。)

【失行】
(手足の機能に障害がないのに、衣服が上手に着られなくなる。)

【失認】
(視覚に問題ないが、目に映るものが何であるのか理解できなくなる。)

【実行機能障害】
(例 出前を取るために、お店の電話番号を調べて、電話して注文をする・・・という一連の行動を周囲の状況を判断しながら実行することができなくなる状態。)

1つ以上が加わり、その結果、社会生活や職業上に明らかに支障をきたしてしまうのです。
そのため、以前のような能力を発揮できなくなる状態になってしまいます。

要するに・・・記憶が確かではなく、ヒントを言われても思い出せない「(認知症による)物忘れ」と、それに伴う症状によって社会生活がうまく送れなくなった状態が『認知症』ということです。

厚労省の資料から

【認知症か単なる物忘れか?】

下の図を参考にしていただくとわかると思いますが、認知症か?加齢による物忘れか?の区別がしやすいと思います。

同じような行動、言動にみえて異なることが多いなぁ・・・。

ぜひ、ご家族、ご友人、ご自分のために知っておきたい知識です。

【厚労省の資料から】

詳細は、こちらをクリックしてご覧ください。
もし、家族や友人、自分が認知症になったら知っておきたい認知症のキホン
(政府広報オンライン)

【認知症には程度がある】

認知症には、日常生活に支障のない方もいらっしゃいますが、日常生活を送ることが困難になってしまう方も居られます。

とりあえず、下の認知症の程度をご覧になってください。

【認知症の程度】

【軽度】
 
1.テレビや新聞のニュースに関心がない。

2.話題が少なく、同じことを繰り返す。

3.片付けが下手になる。

【中等度】
 
1.慣れない場所で道に迷う。

2.書くことが苦手になる。

3.金銭管理が十分できない。

【高度】  

1.慣れた場所で道に迷う。

2.食事したことを忘れる。

3.昼夜が逆転する。

【最高度】

1.自分の名前が言えない。

2.家族と他人の区別がつかない。

3.話ができない。

【認知症の日常生活自立度判定基準】

(厚労省の資料)

認知症とは何か?の答えは・・・上の2つの表をご覧になると理解しやすいと思います。

認知症の兆候を見つけたのなら、少しでも早く治療したいですね。

【認知症に関する相談窓口】

上記のような症状が現れたら、1人で悩まず、とりあえず相談しましょう。
   
認知症に関する相談ができる医療機関地域包括支援センタ

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